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ペット共生型障がい者施設を運営しています

「One house for One life」 をコンセプトに殺処分される犬や猫を預かり、障がい者の方々と共に暮らすことによって1頭でも多くの命が救えるシステムを取り入れました。動物介在活動によって障がい者の方々の生活の質を向上させ、動物フレンドリーな社会を実現していこうと考えています。

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動物を飼うのではなく共に生きることを大切に

ペットを飼う、という言い方もありますがそうではなく、グループホームで障がい者と保護犬が共に生きる、というように表現しています。犬や猫は確かにペットという呼び方をしますが、命のある生き物です。殺処分の多い日本では多くの犬や猫が殺されていますが、殺しても良い命などこの地球にはありません。全ての生き物の命は尊重されるべきだと考えています。一頭でも多くの命が救われるように、一拠点一頭保健所から動物を引き取っています。引き取った動物と入居者様が共に生活をしていく中で、互いに生きる活力になる存在になれればと思っています。

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自立したいという思いを尊重します

障がいによって引き起こされる支障にお困りの方にとって、誰からの助けもなく自立するということはとても勇気のいることです。それでも一人で生きていきたいという思いを持たれている入居者様の思いを尊重し、職員は全力でサポートいたします。グループホームではただ困っていることに対して支援していくのではなく、自立するために社会で必要とされる術が身に付くようにお手伝いしています。一人では不安な金銭管理も、おこづかい帳を使って一緒に管理していきます。収入や支出をきちんと記録することによって、金銭感覚を身に付けていただきます。

福岡市で障がい者と保護犬が共存するグループホームを運営しています。この試みは日本では初めてのことです。動物と生活を送ることによって、入居者様に癒しを感じていただけたらと思っています。また、保護犬の散歩を機に外出するきっかけを作り、地域で犬の散歩をされている方とお話しする機会にもなります。他にも地元のイベントに職員と一緒に参加していただいたりと、地域密着型の障がい者施設です。もちろん強制ではございませんので、まだ他者との関わりに不安のある方はホームでゆっくりと穏やかな時間をお過ごしください。